了解しました。

では、「そのディレクトリがボリュームとしてマウントされている」とは何かを理解するために、前提から段階的に3回に分けて説明します。


🔹第1回:「ボリュームとは何か?なぜ使うのか?」


✅ 要点まとめ


🔰 ステップ1:なぜボリュームが必要なのか?

Docker(Podman含む)のコンテナは、中で何かファイルを作っても、コンテナを消すと全部消える

docker run -it alpine
# コンテナ内でファイル作成
touch /tmp/hello.txt
# コンテナをexit
exit
# 同じコンテナIDで再起動できなければ、/tmp/hello.txtは消えてる

→ コンテナは使い捨ての仮想マシンのようなものだから、中のデータは保持しないのが原則。

🧠 つまり:

Railsの config/master.key のような大事なファイルを残したい/外に出したいなら、コンテナの外に置く=ボリュームの使用が必要。


🔰 ステップ2:「ボリューム」って実際どんなもの?

Docker/Podman には主に2種類のボリュームの使い方があります:

種類 説明 具体例
名前付きボリューム Docker/Podmanが管理する専用領域 docker volume create myvol
バインドマウント(bind mount) ホスト上の特定のディレクトリを指定してマウント -v /var/mnt/config:/app/config