「元のファイルへの参照(ショートカット)」を別ファイルとして作る仕組みです。
✅ 「中身を共有するハードリンク」に対し、「場所を参照するのがシンボリックリンク」
項目 | 内容 |
---|---|
読み方 | シンボリックリンク(略:シンリンク) |
別名 | ソフトリンク(soft link) |
本質 | 別ファイルに対する「パスの参照」 |
構造 | ファイル名と「どこを指すか」という文字列を記録 |
実体 | 実ファイル(元)とはiノードが別 |
[real.txt] ← 実ファイル(オリジナル)
[link.txt] → real.txt を参照するシンボリックリンク
比較項目 | ハードリンク | シンボリックリンク |
---|---|---|
iノード | 同じ(中身共有) | 異なる(リンク自体は独立ファイル) |
削除時の影響 | 他のリンクが残っていれば中身は消えない | 元ファイルが消えるとリンクは「壊れる」 |
跨ることが可能か | 同じファイルシステム内のみ | 異なるファイルシステムもOK |
ディレクトリ対応 | 通常できない | ✅ ディレクトリもリンク可能 |
表記 | 通常ファイルと区別がつかない | l (リンクファイル)として区別可 |
ls -l
出力例:
lrwxrwxrwx 1 user user 8 May 4 21:30 link.txt -> real.txt