以下に 2.3 devcontainer.json の構成要素を初学者向けに図解 を、一行ずつ日本語コメント付きのコード例付きで再提示します。

Rails開発環境を想定しています。


🔖 第2章:devcontainerとは何か?

2.3 devcontainer.json の構成要素を初学者向けに図解(コメント付きコード)


✅ 要点まとめ


📝 コメント付きコード例(Rails開発)

// .devcontainer/devcontainer.json

{
  // VSCodeで表示される開発環境の名前(ウィンドウやコンテナ名として表示される)
  "name": "auth-dev",

  // 使用するDockerfileのパス(この.devcontainerフォルダ内のDockerfileを指定)
  "dockerFile": "Dockerfile",

  // Dockerのビルドコンテキスト(..はauthの1つ上、プロジェクトルートを意味する)
  "context": "..",

  // コンテナ内でVSCodeが使う作業ディレクトリ(ファイル編集やターミナルのカレントディレクトリ)
  "workspaceFolder": "/workspace",

  // コンテナ内のポート3000をホストに公開(Railsサーバ用ポート)
  "forwardPorts": [3000],

  // ホスト側のauthディレクトリをコンテナの/workspaceにバインドマウント(リアルタイム同期)
  "mounts": [
    "source=${localWorkspaceFolder}/../app/auth,target=/workspace,type=bind"
  ],

  // コンテナ構築直後に実行するコマンド(gemのインストールとDB初期化)
  "postCreateCommand": "bundle install && rails db:setup",

  // 開発用ユーザー(コンテナ内で使用する一般ユーザー、通常は"vscode")
  "remoteUser": "vscode"
}


📘 図解イメージ(文字で表現)

.devcontainer/
├── devcontainer.json  ← 設計図(VSCodeがこのファイルを読み取って開発環境を作る)
└── Dockerfile         ← 実際にどんな環境にするかを定義(rubyやnodeのインストールなど)

開発の流れ:
1. VSCodeでauthリポジトリを開く
2. .devcontainer/devcontainer.jsonが見つかる
3. 「Reopen in Container」をクリック
4. Dockerfileで指定された環境が構築される
5. postCreateCommandでRailsの初期設定が自動実行される
6. /workspaceにauthのコードがマウントされて開発できる


🧠 たとえ話(t)

devcontainer.json は、開発者のための「プレハブ作業部屋の設計図」。

中に置く道具(rubyやyarn)、どの部屋で作業するか(workspaceFolder)、作業前に何を準備するか(postCreateCommand)などが全て書かれている。