了解しました。

では「第3回の補足:名前付きボリューム(Named Volume)でSELinux対処が必要な場合」の第1回:構造理解と発生しうる問題を解説します。


🔹補足①:「名前付きボリュームの構造と、SELinuxにおける影響」


✅ 要点まとめ


① 名前付きボリュームの仕組みとは?

docker volume create myvol

→ このコマンドで Docker または Podman が以下のような内部パスにストレージを自動作成します:

# Dockerなら
/var/lib/docker/volumes/myvol/_data

# Podmanなら(rootless)
~/.local/share/containers/storage/volumes/myvol/_data

これらのディレクトリには、最初から 適切なSELinuxラベルが付いている ため、通常は問題ありません。


② 名前付きボリュームのマウント例

docker run -v myvol:/app/data myimage

この時点で /app/data にマウントされるのは: