5. Docker-Composeによるネットワーク設定

Docker-Composeは複数のコンテナを簡単に管理・構成できるツールです。ここでは、docker-compose.ymlを使ったネットワーク設定とポートマッピングの方法を具体例と簡単な例えを交えて解説します。


5.1 ポートとネットワーク設定

Docker-Composeでは、以下のディレクティブを使ってネットワークやポートの設定を行います。

1. portsディレクティブの使い方

portsは、ホストとコンテナのポートをマッピングするために使用します。これは、Dockerの-p <ホストポート>:<コンテナポート>オプションに相当します。


2. networksセクションの基本

networksセクションを使うと、カスタムネットワークを定義して、コンテナ間の通信を分離または整理できます。


5.2 サンプルdocker-compose.ymlの解説と実践

以下は、Nginxを使ったサンプルのdocker-compose.ymlファイルです。この設定では、ホストの8080ポートをコンテナの80ポートにマッピングし、カスタムネットワークを構築します。


サンプルdocker-compose.yml