MACアドレスはPC本体ではなく、PCに搭載された各ネットワークカード(NIC)に個別についています。
つまり、NICが1つなら1つのMACアドレス、複数あればそれぞれに別のMACアドレスがある、ということです。
構成 | MACアドレスの数 |
---|---|
ノートPC(有線LANのみ) | 1つ(NIC=1) |
ノートPC(有線LAN + Wi-Fi) | 2つ(NIC=2) |
サーバー(有線4ポート) | 4つ(NIC=4) |
仮想マシン(vNIC 2枚) | 2つ(仮想MACが自動生成) |
MACアドレスは「通信を行うポート」に必要な識別子であり、
通信しないCPUやメモリ、マザーボード本体に持たせる意味がないからです。
PCは「建物」、NICは「建物についた玄関(ドア)」、MACアドレスは「ドアに貼られたプレート番号」。
建物全体にプレートがあるのではなく、出入口ごとに番号が付いているイメージです。
このあと、MACアドレスの構造(OUI部分やベンダ識別)、ランダムMAC(プライバシーMAC)との違いなども解説できます。続けますか?