NFSサーバー (n) 側で /srv/nfs/data の共有設定が完了しました。この章では、クライアント (c) 側からその共有ディレクトリに接続(マウント)し、利用可能にするための一連の基本コマンドを学びます。
showmount:サーバーの共有情報を確認する目的:
このコマンドは、クライアント (c) からNFSサーバー (n) に対し、「あなたは今、どのディレクトリを誰に公開していますか?」と問い合わせるために使用します。mount を実行する前の「事前確認」として非常に役立ちます。
例えるなら:
訪問先のビル(サーバー n)に入る前に、ビルの受付(NFSサービス)に電話して、「192.168.1.200(クライアント c)ですが、私が入れる部屋(共有パス)はありますか?」と公開リスト(Export list)を確認する作業です。
どんな時に使う?:
mount コマンドが「Permission denied(許可がありません)」で失敗する時。サーバー (n) のIPアドレスを指定して、エクスポートリスト(公開リスト)を表示します。
showmount -e 192.168.1.100
showmount: NFSサーバーが何を共有しているかを問い合わせるためのクライアント用コマンドです。(先の章で nfs-common または nfs-utils をインストールしたため、このコマンドが使えます)e (または -exports): サーバー (n) の現在の「エクスポートリスト」を表示するオプションです。192.168.1.100: 問い合わせたいNFSサーバー (n) のIPアドレスです。成功例: 前の章で設定した通り、以下のように表示されます。
Export list for 192.168.1.100:
/srv/nfs/data 192.168.1.200
(/srv/nfs/data が 192.168.1.200 に公開されている、という意味です)
失敗例: clnt_create: RPC: Port mapper failure - ... のようなエラーが出た場合、サーバー (n) のファイアウォール(firewalld や ufw)が rpc-bind(ポート 111)の通信をブロックしている可能性が高いです。
mount:NFS共有をローカルに接続する