Ubuntuでの構築に続き、今度はRHEL (Red Hat Enterprise Linux) および、その互換OSであるRocky LinuxやAlmaLinuxをNFSサーバー (n) として使用する場合の、基本的なインストールと初期設定(特にファイアウォールとSELinux)を解説します。RHEL系では、Ubuntuにはない2つのセキュリティ機構(firewalld と SELinux)の初期設定が非常に重要です。
dnf install:NFSサーバーのインストール目的:
このコマンドは、RHEL系の標準パッケージマネージャ dnf を使い、NFSサーバー機能に必要なソフトウェア(nfs-utils)をサーバー (n) にインストールします。
例えるなら:
Ubuntuでの apt がA社のスーパーマーケットなら、RHELの dnf はB社のスーパーマーケットです。扱っている商品は同じ「NFSサーバー機能」ですが、商品名(パッケージ名)が nfs-kernel-server ではなく nfs-utils と少し異なり、レジ(コマンド)も dnf install という名前になっています。
どんな時に使う?:
NFSサーバーとして機能させたいRHEL、Rocky Linux、AlmaLinuxのマシンで、一番最初に一度だけ実行します。
NFSサーバー機能と関連ユーティリティを含むパッケージをインストールします。
sudo dnf install nfs-utils
sudo: 管理者(root)権限でコマンドを実行します。dnf: "Dandified YUM" の略です。RHEL 8以降の標準パッケージマネージャです。(RHEL 7以前は yum が使われていました)install: dnf に対し、「パッケージをインストールする」ことを指示します。nfs-utils: RHEL系において、NFSサーバーおよびクライアントの機能を提供するために必要なツールやデーモン(サービス)がまとまったパッケージ名です。nfs-utils と、それが動作するために必要な依存パッケージ(例: rpcbind)が自動で計算され、インストールされます。途中で「Is this ok [y/N]:」と尋ねられたら y を入力します。firewall-cmd:ファイアウォール設定