了解しました。

Vue.jsの概要と特徴に加えて、実際に動く「最小のVue 2.7アプリケーション」のコードを提示し、一行ごとに解説していきます。


✅ Vue.jsの概要と特徴(おさらい)

Vue.jsは、HTMLを拡張するように使えるJavaScriptフレームワークです。

「データと画面をつなぐ仕組み(リアクティブバインディング)」がとてもシンプルに書けます。

では、実際にコードを見てみましょう。


💻 Vue 2.7 の最小アプリ(CDNで動く例)

📄 ファイル名:index.html

<!-- Vue.js本体をCDNで読み込む -->
<script src="<https://cdn.jsdelivr.net/npm/[email protected]/dist/vue.min.js>"></script>

<!-- HTMLの本体 -->
<div id="app">
  <!-- message変数の内容を表示する -->
  <h1>{{ message }}</h1>

  <!-- ボタンクリックでメソッドが呼ばれる -->
  <button v-on:click="changeMessage">メッセージを変更</button>
</div>

<!-- Vueインスタンスの作成 -->
<script>
// Vueアプリケーションの本体を定義
new Vue({
  // HTML上で制御する範囲を指定(#appの中)
  el: '#app',

  // データ(アプリの状態)を定義
  data: {
    // 初期表示するメッセージ
    message: 'こんにちは、Vue!'
  },

  // イベント時の処理(関数)を定義
  methods: {
    // ボタンを押したときの処理内容
    changeMessage() {
      // messageを変更して、表示をリアルタイムで更新
      this.message = 'ボタンが押されました!';
    }
  }
});
</script>


🧩 一行ずつの解説

<!-- Vue.js本体をCDNで読み込む -->
<script src="<https://cdn.jsdelivr.net/npm/[email protected]/dist/vue.min.js>"></script>

Vueの本体を外部CDNから読み込みます(バージョンは2.7.14)。これでVueが使えるようになります。

<!-- HTMLの本体 -->
<div id="app">

Vueが管理する対象のDOM(アプリの表示領域)を指定しています。

  <!-- message変数の内容を表示する -->
  <h1>{{ message }}</h1>

{{ message }} で、Vueインスタンス内のdata.messageを表示します。これがリアクティブバインディング

  <!-- ボタンクリックでメソッドが呼ばれる -->
  <button v-on:click="changeMessage">メッセージを変更</button>