NFSサーバー (n) 側で、PostgreSQLデータ(UID 999)を受け入れるための all_squash 設定が完了しました。この章では、クライアント (c) であるRHEL 9.5サーバーが、そのNFS共有をOS起動時に自動でマウントし、Docker Composeが利用できる状態にするための恒久的な設定を行います。
mkdir:NFSマウントポイント(受け皿)の作成目的:
このコマンドは、NFSサーバー (n) の共有ディレクトリ(/exports/postgres_data)を、クライアント (c) のファイルシステムの「どこに接続するか」を決定し、その「接続口」となるローカルディレクトリ(マウントポイント)をクライアント (c) 側にあらかじめ作成します。
例えるなら:
NFSサーバー (n) という「外部のデータ倉庫」から伸びてくる「搬入トンネル」を、クライアント (c) という「自社ビル」の壁(/mnt/nfs/postgres_data)に設置する作業です。この「トンネルの入口(マウントポイント)」がなければ、データを搬入(マウント)できません。
どんな時に使う?:
mount コマンドや /etc/fstab でファイルシステムをマウントする前に、その接続先となるディレクトリを準備するために必ず一度だけ実行します。
PostgreSQLデータ専用のマウントポイントを、クライアント (c) のRHELサーバー上に作成します。
sudo mkdir -p /mnt/nfs/postgres_data
sudo: /mnt ディレクトリ("mount" の略)配下にディレクトリを作成するには、管理者(root)権限が必要です。mkdir: "Make Directory" の略で、ディレクトリを作成します。p (または -parents): 親ディレクトリ(この例では /mnt/nfs)が存在しない場合でも、このオプションがあれば親ディレクトリも一緒に自動で作成してくれます。エラーを防ぐため、常に指定するのが安全です。/mnt/nfs/postgres_data: 作成するマウントポイントのパスです。/mnt 配下に nfs ディレクトリが作成され、さらにその中に postgres_data という空のディレクトリが作成されます。nano /etc/fstab:恒久マウント台帳への登録